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環境にやさしい素材 LIMEX
新素材「LIMEX(ライメックス)」とは
LIMEX(ライメックス)は炭素カルシウムなどの無機物を50%以上含む、無機フィラー分散系の複合材料で、㈱TBM(本社ー東京)さんで開発された日本発の新素材です。
プラスチックや紙の代替となるエコノミーかつエコロジーな革新的素材です。
①プラスチックの代替として
- 従来のプラスチック原料は石油由来樹脂100%ですが、LIMEXでは主原料が石灰石であり、石油由来樹脂の使用量を大きく削減可能で、減プラに貢献できる素材です。
- また石灰石は石油に比べて安価なため、プラスチック代替製品を低コストでつくれます。
- LIMEXの印刷物等から、LIMEX製のプラスチック成型品(LIMEXペレットを加工)が作れて、環境負荷軽減に貢献できます。
- レジ袋・文具・食品容器など代替可能で、導入することで企業の環境への貢献イメージの向上につながります。
②紙の代替として
- 通常普通紙を生産する場合、大量の木と水を使いますが、LIMEXは原料に木や水をほぼ使用せず、主原料の石灰石とポリオレフィンなどの樹脂からLIMEXの紙代替製品(LIMEXシート)が生産可能です。
- この素材の特徴として耐水性が高く、水の中で筆記や雨天時屋外での利用ができます。さらに経年変化にも強く、地球の水・森林資源の保全に貢献します。
- もちろん印刷もでき、名刺やメニュー表、ポスター、冊子、ラミネートされた印刷物の代替など様々な用途で使えます。
③SDGsへの貢献
- 石灰石は日本でも100%自給自足できる資源です。世界各地の埋蔵量も豊富で、ほぼ無尽蔵な原料から生まれています。
- 世界中でプラスチックごみが問題視される中、廃棄物による環境汚染への対策としては、以前より3R(リデュース・リユース・リサイクル)が推進されています。LIMEXは、その中でも「リデュース」と「リサイクル」に貢献しており、資材として使用し、回収・再製品化という循環を推進することで、SDGs(持続可能な開発目標)に貢献できます。